たまには仕事絡みで。
インテリジェンス、学生援護会と合併・新会社はUSEN傘下に
ニュースリリース:2006年 - 株式会社インテリジェンス
ああ、そうきたかという合併。学生援護会はカーライルが株主になってから、どこかが買いに動くのだろうなと思っていたけれどインテリジェンスというかUSENでしたか。
インテリジェンス自体は前にOPPOを買収して一応はメディア系の事業もやっているのだけれど、やはり人材派遣と人材紹介。最近は利益面は人材紹介がリードしていたように思う。人材系のビジネスは市場として将来性も高いし、インテリジェンスもなかなか良いポジションに居ると思う。ただ、派遣は既に市場が大きく爆発的に伸びる余地が少ない。しかも薄利。紹介については市場として伸びる余地が大きいものの、仕組みとして労働集約型というか、売上伸ばすにはどんどんコンサルタント(というか営業)を増やさにゃならんし、利益率は良いのだけれど拡大させていくのは労力がかなりいるように思う。
で、メディア。というか求人広告。前に買ったOPPOもアルバイトサイトとしては3番手グループくらいで、なかなか良いのだけれど、売上的にはやや物足りないかなあという感じ。アルバイト広告系の分野自体は非常に好調で、短期労働な市場はこれからも活発だろうと思われるので将来性も見込める。しかも、一番良いのが、おそらくは転職系の市場に比べて、参入が容易。転職は圧倒的なガリバーであるリクルートが居て、エン・ジャパンも頑張っている。この分野ではインテリジェンス的には人材紹介という形で地位を確保しているものの、求人広告市場に打って出るのは大変(ちょこっとやってはいるようだけれど)。もちろん、バイトと言えばFromAな訳でここでもリクルートは強いのだけれど、anという老舗ブランドがそれなりに検討していたり、ディップが頑張っていたり、フリーペーパーが頑張っていたりと、中堅プレーヤーが多いイメージ。もちろん先のOPPOもその一つ。
anの学生援護会がカーライルが株主になって、売りに出されているような状態だった訳で、これは買ったらいきなり市場で良いポジションを確保できる。できれば既に自前でネットワークなりメディアを持っている会社が買うと面白いだろうなと思っていた。そこへインテリジェンスというかUSEN。これはなかなか良い買い物になるかもしれないなと。先に述べたように、インテリジェンスとしてはこのままでも成長は見込めるものの、ややスローダウンする感は否めなかったので、広告系でしっかり事業を確立するにはanは良い選択だったのではないでしょうか。何せ、求人広告というのは儲かる。これは間違いない。anはこれまで、営業力的な問題でどうしてもリクルートに負けてしまい、結果価格勝負的になっていた。それでもほとんどanだけで年間400億程度は売上があったのではないかなあと思われる。価格戦略をどうするかは知らないが、営業面とブランドで改善される部分は多いと思う。OPPOも将来的にサービス統一するだろうし、利益面でも良くなるだろうと想像できる。そこへUSENがどう絡んでくるのか。想像すると面白いように思う。ライブドアのこともあるし。
将来的には対リクルートということも出てくるだろうけれど、まずはしっかりとやることをやればそれなりに事業として良い回転はしそうな予感。人材系の市場自体がまだまだ伸びしろが大きいと思われるので。ただ、ある程度の規模まで行くと(たぶん、そんな時間はかからないだろう)、リクルートという大きな壁が立ちはだかるのがこの市場。今のところはYahoo!との独占契約という形でネットでのポジションを取っているリクルートだけれど、中長期的にはどう出てくるかわからないし。
とりあえずは、インテリジェンスとUSENの動きに注目しつつ、お手並みを拝見でしょうか。当分は楽しめそうな気がします。