2004-09-01

これは傑作 〜13階段〜

13階段(高野和明 )

昨日まで全然知らなかった作品だが、面白かった。
完全に見逃してました。

昨日の会社帰りに、帯にある江戸川乱歩賞を獲った&宮部みゆきの推薦コメントに引かれ、文庫を買ってきました。
で、つらつらと読み始めるたら、予想以上に面白い。おかげで途中で止めることが出来ずに、寝たのが3時半。寝不足・・・。

死刑を題材に、とてもしっかりした構成で一気に引き込まれる。何と言うか、物語が、その世界がとてもよく出来ている。現代物のミステリーの場合、そこで描かれる世界にどれだけしっかりした奥行きがあるかというのは大きい。じゃないと、薄っぺらな作り話になってしまうから。
この作品は組み立ても、その奥行きも、とても良かった。最近ではかなりヒットです、僕の中で。

また、これまで知らなかった「死刑」にまつわる様々なことは、興味を惹かれると共にいろいろと僕らに投げかけてくる。
ミステリーとしてのプロットの面白さと同時に、罪とは何か、それを裁くこと、赦すことは一体何なのだろう?何が正義なのだろう?等、どうしても考えさせられてしまう。
それは読後感としても、ずっしりと残る。

詳細はよく知らないが、いつの間にか映画になっていたそうで、それだけ話題作だったんですね、知りませんでした・・・。

子供の頃からにコナン・ドイルやクリスティーで育ったので、ミステリーは好きなのだ。が、熱心なファンじゃないので、ここ数年は「このミス」とか賞関係は全然チェックしていませんでした。な訳で、気が付けば、こんなに面白い作品を見逃していたのだなあとちょっと反省。
ま、単に情報に疎すぎるのかもしれないけど・・・。

Posted by akio at 2004年09月01日 18:43 | 読書の記録
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