街を歩いていると、新卒で入社した(と思しき)新人君達が、初々しく闊歩している。
ここ数年、部署だったり会社だったりの事情で新卒を受け持つことは無かったが、まあ何度か経験がある。
いま思い返すと、正直、悪いことしたなあと反省することが多い。
仕事を誰に教わるかというのは、結構大事な話であって、縁と言えばそれまでなのだけれど、良い上司と巡り会えることは幸せだ。
僕の場合も、感謝しないといけない人は、やっぱりいる。ありがたい。
僕が今、ネット関係の仕事をしているのは、どちらかというと成り行きだ。もちろん今は好きでやっているのだけど。
・大学を卒業後、気が進まないまま入った会社がネットに乗り出した。
・2年半程、経理や総務の真似事をしていたのが、突然新規事業の責任者にされてしまった。
・その時、新任の取締役だった方に徹底的に仕事を教えてもらうことができた。
この3つのどれが欠けても、僕は別の仕事をしていたように思う。
特に3つめの、その方にはとても感謝をしている。気の短い、バリバリの営業畑出身。どっちかというと怖い人だ。怖がったり避けている人も多かった。腹黒い一面も、かなりある。
でも、僕は何故か可愛がってもらえた。僕もその人が好きだった。「仕事」というものの取り組み方、マーケティングの考え方とか企画書の書き方とか、もう様々なことのイロハを教わった。
そして何より、僕を評価してくれた。それは単におだてるのではなく、正当に評価してくれた。これは初めての経験でとても嬉しかった。
僕に「出来ること」、「出来ないこと」、「現在は出来なくとも、将来出来るようになって欲しいこと」などなど、的確に見抜き、伝えてくれた。時に直接、時には間接的に。
それは間違いなく励みになった。糧になった。何とかその信頼に応えたいと思った。僕もその人を信頼し、必死で背伸びをした。期待に応えられずに悔しくて涙を流したこともある。
その後、その方は会社を去ることとなったけど、時々連絡を取らせてもらっている。
最近ちょっと連絡を怠っていたので、近いうちにまたお会いしたいな。
何故に唐突にこんな話を書いたのかというと、僕自身がちょっとした転換期にいるからかもしれない。
もう一度、あらためて感謝の言葉を伝えないといけない、なんて思ったりしている。