ヌーベルブログの記事で5%:起業家の罠 というのがありました。僕はとりあえず起業の予定は無いし、向いていないとも思うけれど、数字はよく使います。いろいろ検証したりレポート作ったり、そういう仕事が多いです。
で、僕の場合どんな数字が一番身近かというと、アクセスのログだったり広告出したときのクリック率だとかコンバージョン数とか、そんな数字だったりします。
最近は、昔ほどはアクセスログを見なくなりました。キャンペーンの結果を調べたりする時は当然見るのですが、それ以外は日常的に眺める頻度は減ったなあと思う。どういう経路でどのくらい人がうちのサイトへ来たのか、サービスを知ったのか、とかそういうのはやっぱりログで見ていると面白いことは確かです。けれど、ヌーベルブログにあるように、その数字の先にいるユーザーの顔が見えないと意味が無いよな、と。
昔々、違う部署でもっとユーザーに近い場所で仕事をしたこともあります。どのくらい近いかというと、まあ実際に顔を合わせるくらい。
そうやって実際にお会いしたり電話で話をしたりしていると、へこむこともあるし、すごい勇気づけられるシーンもある。普段全然気付かなかったことを教えられることもたくさんありました。
けれども、こういった生の声を聞けるユーザーは、ひょっとすると声の大きな少数派かもしれないな。サイレント・マジョリティが見えないままにユーザー像を見誤ってしまうかもしれないな。そんな風に思ったりもしていました。
じゃあどうやってユーザーを見るのか?これは今もって課題です。
想像する、というのは簡単なようでなかなか難しいなと思う。
ただ適当に想像しても、それは単なる思い込みでしかなかったりするので、下手な鉄砲は100発打っても当たらない。そんな気がしています。
論理的な想像力、と言葉にすると大したことないですが、なるべく心がけているところです。あまりカタカナ言葉は好きじゃないのだけれど、コンテキストとかそういうのが想定できていると、仮説を立てたり企画を立てたりするのが楽しいかったりするので。
あと、仮説(期待)が外れてもめげないこと。問題を把握すること。ちゃんとユーザーと真摯に対峙を続けること。こっちの方が難しいかもしれないです。
仕事柄、社内外で打ち合せはありますが、数字だけで話が終わって、だから何?ってことは少なくないです。
最近こんなにユニークユーザーが増えてますとグラフを見せられたり、ここの平均クリックはこのくらいで、だからこのくらいの効果は期待できますよ、と言われても、あんまり積極的に話を聞けなくなってます。
数字がきっちり取れるのはネットの良さでもあるけど、それだけに頼って想像力とかを無くしちゃっている人を見ると、それはちょっと、と思ったり(自戒の意味も込めて)。
話は逸れますが最後に、ログというと無味乾燥な数字が並ぶだけのことが多いのですが、eNatural.orgさんの無敵会議「帰ってきたアクセス向上委員会」レポート その2で紹介されているVisitor Villeというツールは面白いです。こういう発想は楽しいなあと思う。
昨日の無敵会議は参加を見送っていまい、非常に悔やまれるのですけど、あちこちのBlogで当日のレポートを眺めようと思っています。なかなか楽しい話が多そうです。